SONY VAIO SVE151B11N キーボード交換


少し前に10年落ちのノートパソコンをSSDに換装したところ見事に復活しました。結構気に入っていた機種だったので再びサブ機として使っていたのですが、今度はキーボードがダメになりました。そこで新しいキーボードに交換したところ再び使えるようになったので、DIYでやった手順をざっと書いておこうと思います。

機種はVAIO SVE151B11N、当時ソニーストアのアウトレットで購入した法人向けのカスタマイズモデルです。個人向けにはSVE1512AJという型番で販売されていた模様で、インテルのアップデートソフト等ではそちらの型番が表示されます。

 

・交換用のキーボードを購入

交換用のキーボードは、Amazonや楽天では出物がなかったり、あっても値段が高かったりしたのでAliExpressから購入しました。機械翻訳の日本語満載なサイトで「VAIO SVE151 Keyboard 日本」など適当なワードで検索すると出てくるので、日本語用のものを選んでポチりました。こんな感じです。

 

なぜかロシア語のキーボードが先に表示されていたりする。

 選ぶにあたっては型番以外にもキーボードの形状や写真を見比べながら選びました。前もって手持ちのキーボードを外して調べたプロダクトナンバーと微妙に違っていたりしましたが、最終的にはこれで合いそうかなというのを注文。調べた限りではSVE15シリーズの日本語交換キーボードならいけそうな雰囲気でしたが、テンキーの有無で形が違うものもあるようなので注意してください。

AliExpressはご存じ中国直輸入系のECサイトで、自分もスマホやPCの修理部品を買うときに何度か利用しています(購入方法等興味のある方はこの辺のサイト記事が参考になります)。安くて物自体も沢山あるのですが、配送に時間がかかったり、使えるには使えるのですが届いた品が微妙に違っていたりするので、そこは中華相手の大雑把な心構えで利用した方が精神衛生上いいように思います。

ちなみに今回はバックライトなしのキーボードを頼みましたが、実際にはバックライト付きのものが送られてきました。一応適合しましたし、請求もそのままで値段的にも得したことになったで、プチグレードアップもできてまあいいかなという感じです。

NO backlitとなっていたのを注文しましたが、届いたのはBackLight付きでした。

 配送は注文時点で10-20日程、実際には3週間ほどで到着しました。ショップはここで届いた品物はこんな感じ↓

 AliEXpressは業者によっては梱包が酷いという話も聞きました。今回届いたキーボードは発泡スチロール製の箱に入っていて、その上からビニール袋での梱包でした。通販で他のキーボードの梱包は知りませんが普通な感じです。追跡便のようでしたが、日本の配送はポスト投函でした。

 個人輸入一般の注意点としては、届いた商品が違っていたりした時にクレーム処理をしやすくするため、梱包を解くときの様子を動画に撮っておくことでしょうか。自分はZoomで録画しました。単価の安い部品ではさほど問題にならないのか見かけませんが、スマホ本体などでは店から注意書きがある場合があります。

 

・キーボードを取付

交換自体は背面パネルを開けて分解したりする必要もなく、比較的簡単に済みました。SSDに換装した時も思ったのですが、この機種は簡単な部品交換ならやりやすくできていて便利がいいです。

ACアダプターを抜き、電池を外してから、最初に背面のキーボードを固定しているネジを一つ外します。交換にあたってはこの辺の動画が参考になりました。

このネジを外す

続いて端の方からギターピックなどの薄いものでキーボードを剥がしていきます。開けにくいときは外したネジ穴からドライバーを差し込んで押し上げると、キーボードが浮いて外しやすくなります。

この辺の端の方からギターピックや樹脂工具などを差し込んで外していきます

 以前スマホの修理時に買った工具セットに入っていたギターピックと樹脂工具が大役立ちでした。こんなの↓


 大体外したら、フレキケーブルを接続部の留め具を起こして引き抜きます。

ケーブルを抑えている留め具を起こしてから引き抜く

 取り外したところはこんな感じです。

取り外したところ

外した古いキーボードのプロダクトナンバーなど
 外したところ内部は大して汚れていませんでしたが、ファン周りなどを一応ざっと掃除して新しいキーボードを取り付けていきます。

新しいキーボード。細い方のケーブルはバックライト用でした
取付前 

フレキケーブル差込口

バックライトケーブル差込口(左の空いてる方)。留め具を起こしてから差し込みます。

外す時と違ってケーブルを2か所に差すのがやや面倒です

フレキケーブルを2か所に差し込み、それぞれ留め具を倒して押さえます。この時差込が甘いと認識してくれないことがあるようなので、慎重にしっかり差し込みます。ケーブルを接続したら、元の通りにキーボードをはめ込み、背面のネジを再び取り付けて終了です。

新旧キーボードの比較。手前が古いバックライトなしのキーボード。Fnキー関連のプリントが若干違います 

バックライトも無事点灯

電源を入れてキーの入力を確認。交換後はタナボタでバックライト付きになり、暗い場所での操作時も便利になりました。 


 この機種はソニー製品らしい好みの音質で、Core i7でそれなりにパワーもあったため結構便利に使っていました。SSD換装、メモリー増設、キーボード交換とひと通りレストアされた感がありますが、本体自体はコイル鳴りが気になる時はありますがまずまず好調で 、液晶もまだまだ行けそうな感じです。SSD化さえすれば、自宅利用で事務やネットサーフィン程度の用途なら10年以上前の中級機でも十分現役で使えるというのがなんというか感慨深かったです。

 

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