ZTE AXON7 バッテリー交換

 

この機種、2年程前ZTEのスマホが大幅に安くなっていた時に買いました。とても使い易い機種で便利に使っていましたが、電池の減りが顕著になってきたためDIYで交換してみました。結果的に1500円程度の出費でバッテリーが復活しましたので、ひと通りの手順を書いてみたいと思います。 

 

AliExpressでバッテリーを購入

今回はひと手間かけて電池を中国から安く購入しました。AliExpressは中国直輸入系のECサイトで、スマホやPCの修理部品を買うときに良く利用しています(購入方法等はこの辺のサイト記事が参考になります)。安くて物も沢山あるのですが、配送に時間がかかったり、届いた品が微妙に違っていたりすることもあるので購入のハードルは結構高いです。今回もバッテリーの注文から到着までに約2か月半、途中で追跡番号が変わったりと中々大変でした。

注文時のポイントとしては、日本語の機械翻訳満載なサイトで Axon7 Battery とか適当なワードで検索をかけると一覧が出てくるので、適合しそうなものを慎重に選びながら、商品のユーザーコメントを読みつつ、少し高くても注文数の多いショップに頼んだ方が安全な感じです。バッテリーのパーツ番号はLI3931T44P8H756346でこの番号で検索かけても色々と出てきます。

サイトの雰囲気はこんな感じ。


 今回自分が注文したバッテリーの商品画像。

 

 購入したショップの対応としては、配送状況の追跡ができなかった時、一度問い合わせましたが問い合わせは英語必須です。3日後ぐらいに返答があり、その時は丁度タイミング的に追跡ができるようになっていて問題は解決しました。ショップの配送方法は中国から台湾経由で日本に送るらしく、台湾の配送業者が受け取って追跡番号を有効化するまで2カ月近くかかったのでやきもきさせられました。AliExpressを利用する場合は時間と身体に余裕がある時にした方が、精神衛生上もいいように思います。

もちろんAmazonや楽天でも下のような互換バッテリーが販売されているので、時間や手間を考えると国内発送のショップを選んで買うのが賢明な感じでしょう。

そして今回ようやく届いた商品はこんな感じ。配達時の梱包はさらにプチプチにくるまれていて、ポスト投函ではなく手渡しでした。

Axon7 バッテリー

日付は2020年になっています。パーツ番号もついていたものと微妙に違っていました。

 

本体を分解してバッテリーを交換する

分解にあたってはこちらの動画こちらの記事が大変参考になりました。使った工具類はこんな感じです。

 

個人的に一番の難所はスピーカーカバーと本体の裏蓋外しでした。

分解工具は必須とまでは言いませんが、ピックと先の細い樹脂工具はあった方が良いです。特に蓋をこじ開けるのは手間取ったので、事務用カッターやデザインナイフのような刃の薄いものと、スピーカーカバーの接着剤を柔らかくするのにヒートガンやドライヤー等は有ると捗ります。


 SIMカードホルダーを外し、当て紙をしながらカバー部分をヒートガンで暖めていきます。


 あっさり外れているように見えますが、隙間が中々できなくてかなり手間取りました。


 続いてネジを6か所外します。上に2か所下に4か所です。


 裏蓋を外します。プラスティックとアルミの間に薄い刃を差し入れてこじ開けていきましたが、この状態にするまでにかなり格闘しました。


 開けるとこんな感じ。裏蓋にケーブルが付いているので気を付けてください。



 裏蓋から来ているケーブルを外します。


 〇部分を先の細い工具で外します。

続いてフレキケーブルを押さえている金属製のカバーを外します。ネジを外してから、カバー左側のラッチが外れるように少しずらしながら外します。元から付いているバッテリーは2016年11月製っぽい記載が見えます。

 続いてバッテリーとマザーボードを繋いでいるコネクタ、Mainと書いてある太いフレキケーブルをそれぞれ外します。

 分りにくいですが外したところ。

  続いてバッテリーの下に薄いものを差し込んでバッテリーをはぎ取ります。接着剤でぎっちりついているので、参考動画でははがし剤のようなものを使っていました。自分はこの後隙間に古いクレジットカードを差し込んでこじ開けました。

  外したところ。ここに新しいバッテリーを取り付けます。接着剤がそれなりに残っていたので固定は事務用の両面テープで済ませました。



 こんな感じで取り付けて各コネクタを接続、あとは逆の手順でカバーを戻しねじを締め、裏蓋のコネクタを接続します。


 ここで起動確認のために横の電源ボタンを細い樹脂工具等でそっと押して起動を確認します。とりあえず問題なく動作したので、裏蓋をはめて電池を再度充電させました。ちなみに電池残量は30%ぐらいでした。


 裏蓋を嵌めたらネジを締め、スピーカーカバーを両面テープで固定してTPUケースを付けたら出来上がりです。

 

  電池の持ちは辛めに見ても購入一年目程度には戻ったんじゃないかなあという感触です。元々電池の減りは速い機種ですが、筐体は堅牢感があるし、USBのコネクタ部なんかもしっかりしています。CPUも現今のミドルスペック程度のパワーはありますので、まだ当分は現役で使えそうな雰囲気です。電池の購入に手間取りはしましたが、お得感があって良かったと思います。


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