ASUS ZenPad 3 8.0 (Z581KL) タブレット バッテリー交換



タブレットのバッテリーをDIYで交換しました。交換した機種はASUSのZenpad 3 8.0という結構古いタブレット。価格コムのアワードも取っていた当時の人気モデルで、使い勝手も良く長年愛用していましたが、とうとうバッテリーがダメになってきたので自力で交換してみました。結果、2000円程の出費でまずまずの状態に復活しましたので、やり方を書いておきたいと思います。

 

交換バッテリーを購入

バッテリーはAliExpressで購入しました。AliExpressはアリババ系の中国直輸入のECサイトで、自分はスマホやPCの修理部品を買うときに良く利用しています。購入方法等はこの辺のサイト記事が参考になります。値段も安くて品数も豊富と重宝しているのですが、配送に時間がかかったり問い合わせが英語必須だったりと、購入にあたってのハードルはやや高いです。

今回購入したバッテリーは配送に1ヶ月程かかり、途中で追跡番号の変更が一度ありました。前に自分で交換したAXON7のバッテリーは3ヶ月近くかかったので、それに比べると大分スムースというか中国発送のネット通販としては一般的な配送スピードだったと思います。

購入したのはこんな商品。

オリジナルasus C11P1514 asus zenpad 3 8.0 ZT581KL 4545 4680 + 無料ツール

買ったショップの住所は広東省の中山市、発送もそこからのようで配達業者はChina Postでした。ちなみにバッテリーのパーツナンバーはC11P1514でそれで検索をかけても色々出てきます。

もちろんAmazonや楽天でも交換用バッテリーは売っていて、Aliexpressとの価格差もそれほどないので、時間や手間を考えるとそこから購入するのが一般的でしょうか。割とメジャーどころのサプライパーツショップでもまだ取り扱いはある模様です。

今回届いた商品はこんな感じ。梱包はプチプチに包まれていて配達はポストインでした。


本体を分解しバッテリーを交換する

バッテリーと本体、準備した工具類はこんな感じです。先の細いドライバー類があればなんとかなるので専用工具は必須ではありませんが、蓋を開ける時や本体からバッテリーを剥がす時にギターピックや先の薄い硬いものはあった方が便利ではかどると思います。

実際の分解と交換にあたってはこちらのYouTube動画を参考にしました。大変分かりやすかったのですが裏蓋の開け方がちょっと違っていたようで、5ch等を検索すると出てきますが、裏蓋と横枠をまとめて外すとより上手くいくようです。

ポイントはこんな感じ↓

〇本来
          背面
蓋   __________________
枠  (                   )
       ↑    ↑    ↑ 
本体   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          液晶面

今回自分がやったのは裏蓋だけ外す方法で、裏蓋と枠が接着されていたため、組み立て直す時に接着し直さなければならず若干厄介でした。

〇今回
          背面
蓋   __________________
       ↑    ↑    ↑ 
枠  (                  )
本体   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          液晶面

実はこの機種、去年液晶を割ってこれも自力で交換していたのですが、その時は裏蓋が接着されていた記憶はなかったのであれっと思いつつ作業していたのですが、とりあえず今回の記事では裏蓋だけを外すやり方でやって行きます。

SIMやSDカードをスロットから取外し

 先の薄いものを差し込んで裏蓋を剥がしていきます(正しくは下側の方にピックを差し込んで剥がして行く感じになりますでしょうか)。SIMスロットは押し込むタイプのやつですね。

裏蓋を外したところ

バッテリーと本体を繋いでいるコネクタを外します。


マザーボードにつながっている太い二本のフレキケーブルを外します。テープを慎重にはがし、コネクタの爪を引き上げてからそっと外します。


ケーブルをバッテリーと固定してある布状のシールを外します。


MBを覆っている金色のカバーを持ち上げて小さなコネクターを外します。


上2か所、左右下各3か所のネジを外してバッテリーをブラケットごと外します。


外したバッテリーとブラケット。バッテリーの製造年は2016年になっています。


薄くて硬いものを差し込んでバッテリーをブラケットから剥がします。自分は三角ピックとプラスチックのヘラを使いました。



こんな感じで外します。


新旧バッテリー比較。


新しいバッテリーの表と裏です。新しい物には製造年の表記が見当たらないのが気になります。



ブラケットだけ本体に戻しネジを仮止めします。バッテリーを固定していた両面テープの粘着力が弱っていたので真ん中に追加しました。


コネクタの位置を見つつバッテリーの位置決めをして、コネクタを接続していきます。


ネジを締め直して

2本のフレキケーブルもコネクタに接続し直します。


布シールも丁寧に伸ばして張り直し一先ずは終了。


ここで電源が付くのを確認し、裏蓋を細い両面テープで張り直します。強度が不安ですが自分はTPUケースも裏に嵌めて使っているのでこれで様子見です。


一先ずは完成。取り換えた電池の残量は10%ぐらいしかなくて慌てて充電し直しました。


その後

交換して1ヶ月ぐらい経ちますが、今のところは順調に使えています。バッテリーの持ちも買って1年目ぐらいの状態には戻ったんじゃないかなあという感覚です。液晶も交換してあるので次故障した時はさすがに買い換えですが、この機種はスピーカーや音にはこだわっている所があって、そこが気に入っている部分なので長く使えるといいですね。

追記:その後交換して1年ほど経ちましたが、バッテリーの状態はまずまずぐらいです。買って半年ぐらい経った頃から、やや減りが速くなってきたかなあと感じるようになりました。感覚的には購入2年後ぐらいの「電池持ちがちょっと悪くなってきたかなあ」ぐらいの感じでしょうか。この辺は個体差や個人の感じ方の違いもあるので何とも言えませんが、メーカー製の完全新品バッテリーに変えたのと同じようなような使用感にはならないようですね。


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